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ブラックハットSEOとホワイトハットSEOの違い

こんにちは、テクニカルSEO対策サービス「CLUSTER SEO」開発チームの伏見です。

SEO対策のうち検索エンジンのアルゴリズムを解析し、アルゴリズムを逆手にとって検索順位を上げようとすることをブラックハットSEOといいます。

この方法はSEOとして効果が大きく出る場合もありますが、検索エンジンからペナルティを受ける危険性があります。Googleの検索エンジンにおいてどんな行為がブラックハットSEOにあたるのかウェブマスター向けガイドラインを参考にご紹介します 。

ブラックハットSEOとは

ブラックハットSEOとは、Googleのウェブマスターガイドラインでリストアップされている、SEOでやってはいけない手法を使って検索順位を上げようとする施策のことです。

ブラックハットSEOを行っているとGoogleに判断された場合には、Googleのペナルティの対象となります。

「ブラックハットSEO」が禁止されているのは、そのような行為を許可すると、ユーザーにとって検索の利便性が悪くなるからです。たとえば、ある検索キーワードで検索した結果、1位~10位までの全ページがほぼ同じ内容で、かつ同じ商品購入ページへのリンクが張ってあるとします。ユーザーは検索結果に満足しないでしょう。ユーザーはその検索エンジンへの信頼をなくし、使わなくなってしまうかもしれません。

そうなると、検索連動広告で収入を得ているGoogleにとっても大打撃です。そのため、GoogleはブラックハットSEOを徹底的に排除しようとしているのです。

ホワイトハットSEOとは

ホワイトハットSEOとは、Googleが公開しているウェブマスター向けガイドラインを守り、SEO対策を行うことを指します。ブラックハットSEOとは正反対の施策です。

ホワイトハットSEOとしてGoogleが推奨しているのは、以下の4つの基本方針です。

・検索エンジンではなく、ユーザーの利便性を最優先に考慮してページを作成する。
・ユーザーをだますようなことをしない。
・検索エンジンでの掲載位置を上げるための不正行為をしない。
・どうすれば自分のウェブサイトが独自性や、価値、魅力のあるサイトと言えるようになるかを考えてみる。

ウェブマスター向けガイドライン – Search Console ヘルプ

このように、Googleは「ユーザーファースト」なWebサイト作りを推奨しており、これが上位表示への近道だと述べています。

ブラックハットSEOはスパムと判定される

ガイドラインに即していない、不正な行為を発見したときのために、Googleにはスパム報告ページが設けられています。

ここで報告され、ウェブスパムと判定されるとGoogle側で「手動による対策」が行われます。「手動による対策」とは、簡単に言うと「特定サイトに対してペナルティを課す」ということです。

サイトに対して手動による対策が実施されると、そのサイトの一部またはすべてが Google 検索結果に表示されなくなります

[手動による対策] レポート

SEO対策した結果、なにも表示されなくなったら本末転倒です。

GoogleのシェアはYahoo!と合わせると90%を超えるので、Googleのスパム判定によるダメージが大きいことが分かります。

「手動による対策」を解除する方法もありますが時間がかかります。継続的に検索上位を目指すならブラックハットSEOに注意が必要です。

ブラックハットSEOの例

では、どういった対策がブラックハットSEOにあたるのか、代表例をご紹介します。

リンクの売買

これはリンク プログラムというガイドラインで説明されています。

PageRank を転送するリンクの売買。これには、リンク自体やリンクを含む投稿に関して金銭をやり取りすることや、リンクに関して物品やサービスをやり取りすること、特定の商品について記載しリンクを設定してもらうのと引き換えにその商品を「無料」で送ることなどが含まれます。

リンク プログラム

「サイトに○○本○○円でリンクを設置します。」といった対策を行っているサービスはこれに抵触します。外部対策外部リンク被リンクといった言葉が出てきたら、このガイドラインを思い出して下さい。

隠しリンク・隠しテキスト

「隠しリンク」や「隠しテキスト」とは、ユーザーには見えないような位置・色を使うことで、こっそりと設置したリンクやテキストのことです。隠しリンクや隠しテキストを多量に配置したりすると、偽装行為にあたる可能性があります。

例えば、CSSで { background: #ffffff; color: #fefefe; } のように指定すると、白背景に白文字なので、ユーザーの目からはテキストが全く認識できません。そういった部分にキーワードを埋め込むことで、関係のないキーワードでの検索結果に表示させることを目的とします。

テキストを隠す方法は他にもあり、悪意はなくともCSSの不備で発生することもあります。その他、以下のようなことも隠しテキストに当たります。

・テキストを画像の背後に置く

・フォント サイズを 0 に設定する

・小さな 1 文字(段落中のハイフンなど)のみをリンクにしてリンクを隠す

隠しテキストと隠しリンク

Google クローラーは、CSS や JavaScript も認識できるので、隠しテキストかどうかを自動的に判断しています。ごまかすことはできません。テキストのアクセシビリティを高めるためにもこのような対応は行うべきではありません。

ページのコピー

コンテンツマーケティングのために用意されたページ等で発生することがあります。

記事をかくことだけを目的としたため、別ページからのコピーばかりで製作すると「価値のない質の低いコンテンツ」と認識されてしまいます。

よりユーザに有益な情報となることを念頭において記事の製作をするようにしましょう。

無断複製されたコンテンツ – Search Console ヘルプ

クローキング

クローキング(cloaking)は聞きなれない言葉だと思いますが、cloak とは英語で「身を隠す」という意味です。クローラーに提供するコンテンツと、実際の訪問者に表示されるコンテンツを別々にすることを指します。

分かりやすい例でいうと、検索結果には「無料で商品サンプルを配布!」と表示されていて、実際にページにアクセスすると無料サンプルは一切なかった、というようなケースに当たります。訪問したユーザーも不信に思うはずです。

クローキング – Search Console ヘルプ

自動生成ページ

「キーワードがたくさんあるページなら検索にヒットしやすいはず」と考え、機械的にキーワードを羅列したページを作っても、そのページに価値はありません。

検索エンジンも、単にキーワードが含まれているという条件だけで、検索結果に表示させたりしません。そもそも、人間によって作られていないページを、人間が読む価値があるのかどうかという疑問もわいてきます。

誘導ページ

大量のランディングページで、1つのページへ誘導する行為です。

たとえば、引っ越し業者が「東京都渋谷区の引っ越し」「東京都渋谷区富ヶ谷の引っ越し」「東京都渋谷区富ヶ谷2丁目の引っ越し」のように、あらゆる地域ごとに対応したランディングページを作ると、これらが過度に誘導を目的としたページとみなされます。

誘導ページ – Search Console ヘルプ

キーワードの乱用

キーワードを意識しすぎるあまり、不自然なほど何度も何度もキーワードを使う行為です。キーワード数が多いほど、上位にランキングされるわけではありません。

実際、Googleは「検索キーワード」に対し、ページ内にユーザーが望む情報が含まれているかどうかを判断基準にしていると言及しています。

キーワードの照合に加えて、アルゴリズムでは、ユーザーが探している情報に十分合致する検索結果となるかどうかを評価するための手掛かりを見つけます。「犬」を検索する場合、必要なのは「犬」という単語が何百回も出現するページではありません。つまり、ただクエリの言葉を繰り返すだけでなく、クエリに対する答えが含まれているページかどうかを見極める必要があります。そこで検索アルゴリズムでは、犬の画像や動画、犬種のリストなど、関連するコンテンツがページに含まれているかどうか分析します。

https://www.google.com/search/howsearchworks/algorithms/

リッチリザルト(構造化データ)の悪用

リッチリザルトとは、イベントや口コミ情報などを検索結果に表示する機能のこと。この機能を悪用し、割引セールなどの情報をイベントや口コミデータとして定義したり、サイトに無関係な情報を埋め込んだりすることは禁止されています。

構造化データを設定したのに、リッチリザルト形式が表示されていないときは、ガイドライン違反の可能性もありえます。構造化データのガイドラインは特に厳しいので、十分に注意して実装してください。

外部原因によるブラックハットSEO

ここまでは、サイト制作者側が意図的に行う「ブラックハットSEO」を紹介してきました。しかし、これ以外にも思わぬところでSEO上の悪影響が出るものがあります。

スパム投稿の放置

ブログのコメントや掲示板のスパム投稿は見苦しいものですが、「スパムメッセージの放置」はSEO上のデメリットもあります。スパムメッセージが多すぎると、手動による対策が行われる可能性があるとのこと。

コメントや投稿の管理も、SEO担当者の仕事ですね。

ユーザー生成スパムに関するガイドライン – Search Console ヘルプ

隠しリンクの探し方

Chrome拡張機能「Link Grabber」を使うと、ページ内のリンク一覧をリストアップできます。フィルタ機能もあるので、不審なドメインへのリンクが存在しないかを簡単にチェックできます。

Link Grabberでの分析結果

ブラックハットSEOかどうかチェックする方法

Googleサーチコンソールで「手動による対策」を見れば、Googleがサイトをスパム判定したかどうかを確認できます。

Search Consoleで「手動による対策」が実施されたかを確認する

「問題は検出されませんでした」と表示されていれば、問題ありません。

「手動による対策」が行わているときは、実施された回数が表示されます。

ブラックハットSEOを実施してしまったら

意図的かどうかに関係なく、「手動による対策」が行われたらすぐに対応しなければいけません。

まずは、Search Consoleで指摘されている不正行為について、サイト側の対応を行います。そのあと、Googleにどのような不正行為に対して、どのような対処を行ったのか、細かく説明したうえで、「再審査リクエスト」を出します。承認されるまで、数日から1週間ほどかかるとのことです。

手動による対策レポート – Search Console ヘルプ

「手動による対策」が解除されても、ペナルティを受けた期間のページビューは戻ってきません。SEO担当者は、「ブラックハットSEO」についてよく知っておきましょう。

なお、ペナルティ受けずに済んでいるとしても、「手動による対策」が行われるのは時間の問題です。

まとめ

ブラックハットSEOの利用により、検索順位があがったところでサイトの質が悪ければ、コンバージョンに至ったり、良いサイトのプロモーションになるとは思えません。

SEOをはじめる際は「ホワイトハットSEO」による対策を目指すことをおすすめします。

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